毒親は社会不適合を生み出す産業廃棄物なので、速やかに独立しよう
- 2019.10.20
- 雑記

ぼくの友人・知人には結構な割合で社会不適合だと思われる人間が多かったりする。それでも彼らは悲観することなく、社会に馴染めない自分と折り合いをつけて生きている。
さらに踏み込むと「親と上手くやっていけなくて自立した」という人が存外に多く、かく言うぼくも毒親を持ち自立した人間の一人なので彼らとの話はよく弾む。
これから言いたいことはタイトルにもある通り、毒親はカスなので速やかに独立をすすめる内容だ。
親を尊敬して生きている人間には理解できない内容だろうし、また理解を求めてもいない。ページを閉じてインターネットライフを満喫すると良いだろう。
ちなみに毒親と話合いの末、両者がハッピーになるような内容ではない。
31年間の長い間、毒親とその被害者である様々な子どもを見てきたが、丸くおさまったケースを寡聞にして知らない。
毒親が変わることを期待してはいけない。現にぼくの母親も妹を自殺未遂にまで追い込んだけど、結局何も変わらなかったから。
毒親は歳を取っても毒親のまま

自分語りになるけど、もう9年も前のことになる。
妹が自殺未遂にまで追い込まれた。原因は母親の過干渉だった。
母親は規律に厳格すぎる人間だった。
その厳格さを自分の子どもにも過剰に求めた。他人を思いやって行動すること。学校や会社のルールを遵守すること。成績は学級の平均点以上を取ること。
わずかでも調和が乱れたとき、家の中であれば食事中だろうとお構いなしに子どもを厳しく責めた。時にはさも自分が被害者でもあるかのように「あなたのことを思って言っている」「なぜいつも言っていることができないのか」などと泣いてまで訴えてくる。心底気持ち悪い。
そして子どもの言い分の一切を、彼女は聞こうとしなかった。
子どもが反論すると理論武装で叩きのめすというクズな親の典型だったので、自分含めた兄妹たちは反論する気力が失われ、母親に飼われる奴隷のような日々を送ったのだった。
そんな母親だったから妹の情緒が不安定になっていったのは必然だった。妹でなくても他の兄妹の誰かが破綻してもおかしくはなかった。
学校生活が辛くて、その上で家には子どもが安らげる「居場所」がないというのは生き地獄に他ならなかった。
そしてある日、耐えられなくなった妹は家出した。そのショックで母親が寝込む日々を送ることになったのだけど、妹が見つかるまでの間は妹の安否よりも「全部お前(母親)のせいだろ存分に苦しんで代わりに死ね」という歪んだ感情が膨れ上がっていったのをよく覚えている。
妹は家に戻ってからも自殺を示唆するような行動を繰り返しては母親を泣かせた。その不安定さはしばらく継続し、やがて嫌嫌通学していた高校からも中退を余儀なくさせられることになった。
あれから9年が経った。
妹は学校に通うようになり今年から会社勤めをしている。別人のように明るくなったりもした。
一方の母親はというと丸くはなったものの、毒親のままだ。
自分の考える規律・調和をわずかでも乱す子どもを徹底的に叩き、その上で同情を煽る卑劣なやり方は何一つ変わっていない。
ほんとうに悶え苦しみながら死ねばいいのに。
少なくとも、ぼくは母親のいる空間で生活を続けていくという判断はできなかった。
消極的な選択として実家を離れて一人暮らしをすることになったのだけど、結果としてその判断は正解だった。
生きる上での全てを一人でこなさなくてはならないという代償はつきまとうが、自分がくつろげる空間があるというのは救いになったのだった。
毒親から振り切るために必要なものは、お金

毒親から振り切るには一人暮らしが最良の特効薬だ。
そして現実的な話をするけど、一人暮らしを始めるために必要なものがある。
お金だ。
貯蓄があるならすぐにでも行動すると良いだろう。お金がないなら、貯めることだ。
手段として間違っても消費者金融から融資してもらって資金を調達するのはやめよう。
働きながら家賃や光熱費、水道代やインターネット料金やその他生きるために必要な費用を払いつつ、借りたお金を返済していくのはとても辛い生き方になる。
お金を貯める確実なやり方はアルバイトでも正社員でも何でもいいけど、働いて稼ぐこと。
「働かずに稼ぎたい」という理由でブログ収入や投資で稼ごうとするのは、 申し訳ないが愚かなことだ。
あれは経験則をもとに長期的なスパンで稼ぐやり方であって、素人が一発逆転を狙ったところで結果は目に見えている。
加えて稼ぎが少なくお金を用意するのに長期間を要するのであれば、時間の経過とともに親から振り切ろうという意思が薄れていく。
今は良い時代になったもので「メルカリ」のようなフリマアプリを使った不用品の販売もお金を貯めるには有効だ。
所持しているモノが多ければ多いほど、引越しの時は手間が必然的に大きくなるので、いらなくなったモノは惜しまず手放すようにしよう。
読まなくなった漫画、遊ばなくなったゲーム、着なくなった衣類。ミニマリストでもない限り、生活に必要のないモノは意外と溢れているのではないだろうか。
お金が貯まったら気持ちが変わらないうちに、速やかに行動しよう。
先立つ不安は多いだろうが、それは誰もが同じことだ。
お金があっても不安で行動ができなくなったら「親が死ぬまで泣き寝入りする生活」と「リスクはあるけど親から離れて生活できる権利」を天秤にかけてみると良いだろう。
肝要なのは、自分が幸せになる環境は自分でつくっていくしかないということ。
毒親に苦しむ全ての人間が救われることを祈る。
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